【南房総白浜 割烹旅館 清都(きよと)】を予約する前に見ておきたい記事

今回お世話になるのは、南房総白浜にあります『割烹旅館 清都』です。
 【新鮮な海の幸と割烹ならではの手作り料理が楽しめる大人の隠れ処】として紹介されている全7部屋の小宿、そしてお値段は安いプランでも一人2万円は超える高級旅館です。こちらに泊まる前に驚いたのが、じゃらん、楽天トラベル、Yahoo!トラベルなどの宿泊予約サイトで口コミが4.7を超えています。
口コミを見てみると、仲居さんのお出迎えから部屋、お風呂、料理、お見送りまですべてのサービスについて素晴らしいと書かれていて、これは泊まる前から期待できます。
今回利用させていただいた日がちょうど地区祭が開催された日でしたので、その様子も含めて実際に泊まってみた感想を紹介していきます。

旅館情報・アクセス

住所〒295-0103
千葉県南房総市白浜町滝口6241
電話番号0470-30-5030
駐車場有(無料) 12台
※事前連絡必要
チェックイン・チェックアウトチェックイン:15:00/チェックアウト:10:00
ホームページhttps://kiyoto.co.jp/overview/

駐車場は旅館横の砂利部分です。止める場所はスタッフの方が教えてくれます。

事前連絡で送迎してくれる

事前連絡をすれば館山駅より送迎をしてくれます。
館山駅以外でも千倉駅や近隣施設へもお迎えに来てくれるようです。

割烹(かっぽう)旅館とは

割烹旅館は、料理を提供することが主体の旅館、または料理に定評のある旅館をいいます。これは、旅館の特色による区分で、その他には、駅前旅館や温泉旅館、観光旅館などがあります。
なお、割烹とは、食物を調理することや日本料理のことをいうようです。

旅館の雰囲気

館内

玄関から和風で落ち着きのある雰囲気が漂います。
館内は畳敷きでスリッパ無しで移動します。
使われている畳は琉球畳を使用しているとのこと。琉球畳の特徴である縁がないことで、おしゃれな館内になっています。その上、琉球畳はアレルギーのもとになる物質が発生しにくと言われているので安心して泊まる事が出来ます。

館内には手作りの和風な人形や吊るし雛があり、雰囲気がとても良いです。

館内自動販売機

自動販売機は一つ設置されています、当日の品ぞろえは写真のような感じです。
※夜10:00までは客室で飲み物等を注文する事が出来ます。

客室

今回お世話になるのは2Fのこちらのお部屋です。
※こちらの旅館はエレベーターはないので1階の部屋のみ室内準バリアフリー対応です。

アメニティ

【備品】
浴衣、羽織、足袋、バスタオル、バスローブ、フェイスタオル、歯ブラシ、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、オリジナル死海入りクリームソープ、シャワーキャップ、クシ、カミソリ、ローション、トニック、リキッド、綿棒
写真にある袋は、大浴場に移動するときに下着等を入れる丁度良い大きさです。

居間

部屋に入って奥の扉の先に洗面台、シャワールーム(写真右奥)に露天風呂があります。

客室にはウェルカムスイーツ、コーヒーメーカーがありました。
個人的にこのウェルカムスイーツの『落花生まんじゅう』が思っている以上に落花生感を感じられ、とても美味しいです。

客室露天風呂

当日は天気にも恵まれ最高の露天風呂でした。
湯加減は熱めなのですので、ソファーで休みながら利用しました。

天気の良い昼間は感じませんでしたが、夜になると海が近いためソファーが湿ってます。
露天風呂から景色を見る事はできますが、目の前に道路があり、外からもこちらが丸見えなので、気を付けましょう。

夜の露天風呂は電気をつけるとこのような感じです。

食事

割烹旅館なので、もちろん楽しみなのはご飯です。

割烹旅館 清都さんでは客室内にダイニングルームを設置してある部屋が5部屋あります。今回利用した「花緑」の客室には客室内ダイニングはなく、その代わり食事専用のダイニングを用意しているようで、時間になったら移動して食事をすることが出来ます。

その為、ダイニングルームを設置していない客室(汐華・花緑・伽羅)を利用の場合は、『部屋』『食事処』と食事をする場所を選ぶことが出来ました。
食事処でお願いをした場合は食事中に布団の準備・片付けをしてくれます。

※食品アレルギー等がある場合にも事前に相談すれば対応していただけるようです。

夕食

さすが割烹旅館、夕飯の感想としては一言で言うと大満足です。

食事の提供の速さが早くちょうど良いです。
知っておいてほしい点としては、釜飯は食事中に部屋で炊き上げてくれますので、提供はだいぶ最後の方になります(写真の献立を見てもらえると分かりやすい)。ですのでアルコールを飲まない方最初からお米も一緒に食べたい方、は最初に釜飯に関して早めに提供してもらえるようにスタッフの方に相談すると良いと思います。

今回私は夕食・部屋食朝食・食事処でお願いしました。

今回の夕食の献立はこちらです。

左にあるのは食前酒の梅酒です。

写真は二人分のお造りです。
見た目は白身魚が多く、似ている見た目をしていましたが、食べてみるとお刺身によって味や油ののり方がまったく違います。
写真で感じる以上に量も多いので、目でも楽しませていただけます。

最後に温かいお茶を準備してくれます。
こちらも早めにいただきたい方は、スタッフの方に相談してみると良いと思います。

釜飯が食べきれない方の為に、余ったご飯は夜食のおにぎりにしてくれます。
よそう量も聞いてくれるので夕飯の時にも少しいただきましたが、鯛の旨味を存分に吸ったとても美味しい釜飯です。

房州海老+アワビ(追加プラン)

さすが見た目も味も間違いありません。

今まで見た事のないくらいの大きさのアワビです。追加プランのアワビ料理はお刺身踊り焼きどちらかの料理方法を選べるので希望がある方は事前に知らせておきましょう

追加注文メニュー

追加注文メニューで、夜の10:00まで客室にある電話で注文できます。
今回は夕飯中に日本酒をいただきましたが、日本酒の種類に合わせて形状の違うおちょこを用意しているようです。

他にもクラフトチューハイの提供もあったので注文しました。
私的にレモンのクラフトチューハイおすすめです。よくあるチューハイかと思いきや、レモンの苦みがきいた美味しいチューハイでした。南房総にあるお土産処にも売っていたので見かけた際はぜび買ってみてください。

朝食

今回は客室内にダイニングルームを設置してある部屋ではないので、食事専用のダイニングに移動して朝食です。

いろんな食材を少しずつ食べれるようなっていて健康的な朝食です。
なめろうはなめろうとしていただいた後に、お茶漬けとしても美味しくいただきました。

お米はだいぶ柔らかめでした。

夕食時に追加プランの房州海老を頼むと朝食の味噌汁が『房州海老の味噌汁』になります。
お酒を飲んだ次の日には体にしみる美味しい味噌汁です。

大浴場

死海塩風呂

死海塩風呂 男女各1

イスラエルから輸入した天然の【死海塩】が大量に入っているそうで、死海塩には多くのミネラルやカルシウムなど多くの成分が入っており肌にとても良いとされ【美の泉】とも呼ばれているようです。お湯が少しぬるぬるした感じがします。
塩といっても、肌が弱い私でもヒリヒリすることはありませんでした。

塩石けん

死海塩を使ったオリジナルクリームソープはタッパーに入っておいてありました。髪の毛から足先まですべてご利用できるようです。
露天風呂にも用意されていたので朝風呂の時も使わせていただきました。

塩と言ってもザラザラ感はないので使いやすいです。

知っておいてほしいポイント!

客室、お風呂、料理、とすべてのサービスがすばらしい『割烹旅館 清都』ですが、私が実際に泊まってみて感じた、事前に知っておくと良いポイントを書いていきますので参考にしていただけると良いと思います。

子供の予約は受け付けていない

こちらの旅館は、『大人の隠れ処として癒しを提供する為』通常、お子様のご予約を受け付けていないようです。

一部例外もあるようなので、子供と一緒に泊まりたいという方は、お電話で問い合わせてみましょう。

全室禁煙

一階に喫煙場所コーナーがあるのでこちらを利用しましょう。

外出は門限付き

ネット予約のページでは、11:30となっていますが、外出予定の方は当日に門限の確認してから外出しましょう。

飲食の持ち込みは有料

飲物類の持ち込みは一部屋につき¥3,000円かかります。
旅館から徒歩10分の場所にセブンイレブンがありますが、持ち込む際は注意をしましょう。

周辺観光地は徒歩では厳しい

※遊覧船かもめ丸

※野島崎灯台

近くに魅力的な観光地は沢山ありますが、車がないと少し厳しいかもしれません。
野崎展望台にも徒歩だと20分以上かかります。

目の前の砂浜で花火が出来る

目の前に海が広がっていて門限内であれば、花火を楽しむことが出来ます。

花火をしたいという方は事前に花火を購入しておきましょう。
スタッフの方に花火をしたいと話をしたら、「消化用の水入りバケツ」、「チャッカマン」を用意してくれました。
部屋のテレビ台の下に「ライト」があるのでそれを持って行っても良いとのことです。

注意点としては、
真っ暗なのでいろいろ見えません、道路の途中に階段から海辺に降りる事が出来るのですが、階段も、海辺も真っ暗なので気を付けましょう。
※借りていったライトがあっても厳しいですが、あって良かったと思うくらい真っ暗です。小さいライトでも光がある所(足らへん)に虫が沢山寄ってくるので苦手な方はもっと気を付けましょう。
・風が強いとチャッカマンでも火が付きづらい
※花火を楽しんだあと、チャッカマンを借りた場合には、しっかりと受付の方に返しましょう。
・門限を守りましょう

運よく見れた地元愛がいっぱいの夏イベント(山車)

こちらは運よく見れた山車祭りの様子です。
少しの時間でしたが、地元愛を感じられる素敵な時間でしたので、記事に書かせていただこうと思います。

当日の夕飯中に外が騒がしく、何かと思い、スタッフの方に教えていただきました。
長尾の祭礼と言われる祭りで、4つの地区が合同でおこなっているようです。 各地区からの個性的な山車が町内を練り歩くお祭りのようで、今回、3年ぶりに開催されたそうです。

割烹旅館 清都さんには休憩として立ち寄るとのことで、その時間に(夕食の途中)に外に出てお祭りに少しだけ参加させていただきました。
老若男女地元の方が集まって毎年やっていたお祭りのようで、地元愛を沢山感じました。

まとめ

宿泊時、チェックインから夕飯時まで担当の方が決まっているようで、チェックアウトの時に担当の方が作ってくれたつまようじ(入れ)をいただきました。(かわいいですね)
実際に泊まってみて思ったのは、口コミ通りの素敵な割烹旅館です。

全7部屋の小宿ということですが、小宿だからそこ出来る、それぞれのお客に寄り添ってくれる最高の旅館、スタッフの方々です。
夕飯の料理はもちろん、お客に合わせた近すぎず、遠すぎない接待はこちらとしても最高に心地よい一日を過ごせました。

値段は安くはありませんが、また利用したいと思えるほどの割烹旅館です。
『大人の隠れ処』として癒しを求めているときにはぜひ利用してみてください。

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